《往復「所感」》 超えてゆけ思考のその先へ

見たこと感じたこと考えたことなど。carpe diem

「本日の進捗」「行動で感謝の気持ちを表せるようになりたい」

2019年(平成30年)2月18日 

本日の進捗

気分を高めるための課題

〇英字誌“The economist

 Calendar for 2019 Our month-by-month selection of events around the world

 Yes we ryokan- Japan prepares for more foreign tourists  

The Economist: World in 2019 [UK] (単号)

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〇旺文社TOEFL単語帳

 Rank3の単語  2199 grim から2246 eulogyまで

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)

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高橋一雄『もう一度高校数学』

 P44(Ⅰ)因数分解で括る

もう一度高校数学

もう一度高校数学

 

 

 

 

「行動で感謝の気持ちを表せるようになりたい」

 お世話になっているのだから、その気持ちに応えられるように感謝の気持ちを表したいと感じることが多い。その相手は家族であったり、時として親しい友人であったりする。だけど、私の方からメッセージを送る機会を作れないままになってしまうことばかりだ。また、文面を頭の中で作成しても、その内容を実際に活字にするまでに中断してしまったり、またいざ文章を書いても、やけに報告書的な内容になっていることに気付いて送付するのを躊躇ってしまったこともあった。

 

 できない理由を説明しても言い訳と受け取られそうであるし、そもそも、行動が始まらなかったり、中断してしまう要因はだいたいにおいて一つではない。私の性格的気質やそのときに陥ってしまっている思考のバイアスや、その時々の行動の段取りなどのタイムマネジメント上の失敗がもたらしている帰結だと考えている。だから、基本的には私が自身の行動をもっともっと改良してゆけば、問題は改善するだろう。

 

 性格や気質といった要素を考えるにあたって、もとより完璧な人物など存在しないだろうし、誰しも多かれ少なかれ性格的に特徴的な要素を持っているだろう。とはいえ、何か物事の進捗や達成に向かって活動する上で、プラスに作用する要素やマイナスに作用する要素もある。私の場合、心理学のビックファイブ性格特性という指標で表されるところの内向性がわりと強いと認識していて、この部分が悪いほうに働いてしまっていることが多いと認識している。内向的特性は、自己の内面に意識を向けて深い思索や分析的な思索を促したりする効果がある反面、自身の意見をいったん考えてから話そうとしたり、取り掛かっている事柄は完成するまでは他者との共有を控えがちになる傾向があるとされる。自分の場合、取り掛かっていることがある程度は形になっているのに、さらに自分で内容を煮詰めようとしてしまうケースが多い。

 

 私はディスカッション形式の場や、公開の場面での質問、初対面の人との会話などはそれほど苦無くできるので活動を通じて反映される様子から伺う限りでは一見すると内向的な人柄には見えないようである。とはいえ、思考の方向性はわりと内向型の気質をもっていると実感する。よくなんらかの文章を書き綴っているし、本は好きだし、何か机の上でコツコツと作業をすることは嫌いではない。それにもしもギャンブルをするのならば、それよりかは株式投資をしたいと考えてしまう。まあ、1/3から1/2の人間が内向的な気質を持つというようだから、別に私がどちらかといえば内向的タイプの人であってたとしてもさして不思議ではない。

(内向性・内向性の簡易的な判断はスーザン・ケイン著『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』頁24-25、およびメンタリストDaiGo著『ストレスを操るメンタル強化術』頁90-92を参照)

 

 ちなみにビックファイブ性格特性とは性格心理学の分野で用いられる考え方であり、人間の性格は大きく5つ要素で構成されていると分析する。刺激に対する反応の度合や、外界および内面への思考の向かいやすさの度合いを示す「外向性・内向性」、そして、新しい物事に対する受容のし易さを示す「(知的)開放性」、他人と行動を合わせる度合いを示す「協調性」不安の感じやすさを示す「神経症的傾向」、最後が勤勉さを示す「誠実性」という指標である。それぞれの要素、つまり人物の性格は40%から50%は遺伝でおおむね決定される。以後はその人物が身を置く環境にも大きく影響を受ける。とはいえ、最近の報告によると、4週間以上の意識的な介入によって性格は変化させることが可能であり、さらに30台以降であっても2年以内に性格を変化させることも可能であるという。(詳細は

ネガティブな性格をたった4週間で変える方法 | パレオな男

https://psycnet.apa.org/record/2017-00079-001

https://ch.nicovideo.jp/paleo/blomaga/ar1693121

https://psycnet.apa.org/record/2018-53132-001 など参照)

 

 

 わたしの場合はといえば、開放性がかなり強い。新規探求性傾向つまり好奇心が強い分、何事にも関心を持ちやすい性格に傾いているようである。質疑応答の場面で何かと質問をしたくなったり、本屋さんで情報を得てみようとしたり、やたら、外国語学習に熱を入れてしまうことがあったのは、この要素が影響していると捉えている。

 ちなみにオンライン上でも以下のようなビックファイブ性格診断特性を試してみることが可能である。

http://www.sinritest.com/bigfive01.html 

「5つの性格診断心理テストプラス(簡易版)BIGFIVE personality TEST+ONE」心理テストと性格診断 こころの翼、最終閲覧日2019年2月18日。

https://1923.co.jp/press-release/2017/07/07_1.html

「性格診断サービス『メンタリストDaiGo-超性格分析-究極の相性診断』、株式会社イグニス、最終閲覧日2019年2月18日。

 

 

今回指摘した私の改善したい点に対処するための工夫

 おそらく行動のハードルを知らず知らずに上げてしまっている傾向がある。完璧主義や最大化思考は行動の進捗を妨げる大きな要素であるので、もっと一つ一つの目標を小さくして、課題一つあたりのハードルを下げることが求められているのではないか。「これでは期待に応えられない」というような思考で尻込みするよりも、小さな成果でも報告するほうが双方にとってもよいではないか。

 最寄りの地域に太秦映画村という施設があって、付近を走る京福電鉄は映画村近くの駅に到着すると時代劇「水戸黄門」の音楽がかかる。水戸黄門劇中では、せっかく悪人が悪さをしている現場で現行犯として取り締まれる機会があるにも拘らず、黄門さまが「格さん、助さん、もうすこし様子を見てみましょう^^」という静止をかける。これによって30分あれば終了する話に45分を要してしまうのである。黄門さまに悪気は無いとはいえ、これでは、格さん助さんを初めとする部下の面々にとっては手間ではないか。

 私も実際には意図やプランを持っているのに行動を起こすことを躊躇ったまま、さらに内容を煮詰めようとする傾向がある。この行動のクセを「格さん、助さん、もうすこし様子を見てみましょう現象」と名づけて、この現象によって私の進捗が阻害されないための工夫を講じよう。さあ、どんな工夫ができるだろうか?

  

 書いているとわりと眠気が来そうな時間帯になってきた。ここでちょっと休みたい。

 

参考文献(今回の思考の素になったアイディアを与えてくれた本たち。持っている本も図書館で閲覧したのみの本も。)

スーザン・ケイン著、古草秀子訳『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える、講談社、2015年12月。(原題 “Quiet- The Power of Introverts in a World That Can`t Stop Talking  by Susan Cain)

内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)

内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)

 

 

ノーレン・ホークセマ、スーザン他著、内田一成監訳『 ヒルガードの心理学 第16版』金剛出版、2015年5月。

ヒルガードの心理学 第16版

ヒルガードの心理学 第16版

 

 

マーティ・O・レイニー著、務台夏子訳『おとなしい人が活躍するためのガイド』パンローリング、2013年6月。

内向型を強みにする

内向型を強みにする

 

 

 

メンタリストDaiGo『ストレスを操るメンタル強化術』KADOKAWA、2018年4月。 

ストレスを操るメンタル強化術

ストレスを操るメンタル強化術

 

 

 

「小さな家族が逝ってしまった話」

「小さな家族が逝ってしまった話」

 

はじめに

  書きっぱなしの文章です。推敲はしないままに張り付けました。悲しい気持ちに引っ張られるままにせず、自分の感情を整理して折合いを付けたかったのです。

 プログ自体は思い立って作ったままにしていたものです。今回、思い出したように使ってみることにしました。

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  実家で飼われていた猫が亡くなってしまって悲しい。

 

「ゆず」という名前のそのネコは、キジトラ猫の男の子で年齢は6歳ほどであった。残念ながら腎臓の機能が思わしくなかったらしい。もっと健康でいてほしかったのだが…

 

  あのふわふわだった毛並みや、「リンリン」という首輪に付けていた鈴の音が思い起こされてきてもの悲しい気分になる。

 家に帰った時はいつも、当たり前のように居た猫だったから、もう会えないということを思うと悲しい。

  そのことを考えると、少しの時間を経た今現在も涙と鼻水が流れそうになる。

 

 先月末には、実家に住む母と通話をした際に

「ゆず(飼っていたネコの名前)の体調があまり良くない。点滴をしている」

 という話を聞いたっきりだったので、彼(ネコのことである)のその後の経過が気になってはいた。

 

 この二、三日はふと

「ゆずはどうしているだろうか??」

 と気掛かりな感情とともに、彼の予後のことが頭をよぎっていた。

 

 そして、今日のお昼に祖母から

 「ゆずが亡くなったんだよ」

 という着信を受けた際はあまり実感が湧かず、

 「ああ、亡くなってしまったんだ」

 とただただその言葉を受け止めるだけであった。

 

 だけど、一時間そしてまた一時間と経過するにつれて、ずんずんと重い気分が大きくなってくる。

 ああ、これは大切な人が亡くなった時に受ける感情と変わらないものなのだ。

 彼は人間ではなくてネコであった。言葉は通じない。

 だけど、家族だったのである。

 

 夏休み期間に帰省した時には、撫でたり一緒に遊んだ体験が印象に残っている。

 

 会う頻度は多くなかったとは言え、親しい存在だったので残念である。

彼は人間ではなくネコではあったけど、自分にとって大切な人が逝ってしまった時と同じような感覚が体を走るようだ。

 

 なんというか、重いものが体の深部にズーンとくるような、そういう感じだ。そしてこれは苦手な気分である。

 

 人間と比較するとネコの寿命が短いことを改めて実感する。

 生物の種としての寿命の差を踏まえて想像してみると、ネコの体感する時間感覚は、人間の体感する時間よりも遥かに速いものなのかもしれない。

 それならば、ネコであった彼にとっての時間の密度というものは、私たち人間からすると、あたかも圧縮されたように感じられる密度の高いもの、濃い時間であったのかもしれない。

 もしかすると、人間が何か過去に過ぎた出来事を回想するようなスビード感で、彼はネコの時間を生きていたのではないだろうか。

  だとしたら、人間にとってのほんのひと時の時間も、ネコにとって人間が体感する以上にもっともっと濃い時間だったのかなと、想像を巡らせてしまう。

 

 悲しみに暮れるよりは、猫であった彼が自分や家族に何を与えてくれたのかを考えたい。

 悲しい気持ちに浸るよりも、彼への感謝の気持ちを自分の内に満たしていきたい。

 その方が態度として健全じゃないだろうか。

 とは言え、残念な出来事である。

 悲しい。

 動くぬいぐるみのような猫だった。

 手足は白い靴下を履いているようであった。お腹の毛も白かったので「白白ちゃんだね~」というようなことを言ってたことを記憶している。

 もう一度、撫でたかったのだが。

 

ありがとう、ゆず。

安らかであれ。

 

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11月11日、日曜日。22:30第一稿。

翌日、月曜日。19:53分加筆修正。